次世代エネルギーとして期待されているのが、太陽光発電です。化石燃料による発電に伴う地球温暖化や環境汚染対策に対して、非常にクリーンで無限にあるエネルギー源なのでさらなる技術力の進歩も望まれます。太陽光パネルによる発電では、そのままの電源は使用できず作られた電流はパワコンと呼ばれる機器に流れてきます。ここでは、発電による直流電流を交流電流に変換する役割があり、電力会社に売電する際に電線へ流す為には必ず必要となる作業です。
数ある電機機器メーカーの中でも、田淵電機のパワコンは性能も良く評価が高い機器です。太陽光パネルで発電した電流を交流へ変換する際には、変換ロスが必ず起きます。一般的には、複数のパネルと繋ぐ接続箱や昇圧ユニットといった中間機器を使用します。この際に中間ロスが発生して効率が悪くなりますが、田淵電機のパワコンでは、回路単位で直接接続できるので有効な変換が可能です。
田淵電機のパワコンでは、種々の太陽電池モジュールに対応できる様に入力条件を幅広く設定しています。システムを構築し、将来別の太陽電池モジュールを入手した際には回路単位による接続なので、交換が発生した場合には入手性の良いモジュールを採用できるので、交換用の太陽電池モジュールを大量に確保する必要が無く経済的です。パワコンに求められるのは、何よりも安全性です。太陽電池モジュールと地面の間は静電容量により漏電ブレーカが不要動作するリスクがあります。
田淵電機では、高周波絶縁トランス方式の採用で落雷などで太陽電池側に電流が流れるのを防ぎ系統異常を招く事を防ぎます。